インフルエンザ・ウィルスを限りなく0【ゼロ】にします!

光触媒の抗ウィルス効果

 NEDOが実施した「循環社会構築型光触媒産業創成プロジェクト」において、東京大学と助成先各社は、新しい原理に基づいた光触媒材料開発を実施。銅系化合物酸化チタン材料で従来よりもさらに優れた抗菌効果に加え、これまでは実現困難とされていた抗ウイルス性能に優れた新しい光触媒材料を開発しました。

 

 開発した光触媒材料は、光が当たらない暗所でも抗ウイルス効果を発揮し、ウイルスの数は1時間で4桁減少、99.99%のウイルスを不活化することができ、可視光を照射したところ、1時間で7桁以上のウイルスを不活化することを確認しました。また、同材料を適用した空港および病院での実証試験により、その効果の実証にも成功しました。

 この成果により、住宅建材関連市場や医療関連市場をはじめ、環境対応素材を必要とする様々な製品市場等での事業展開が期待されます。

 

【出典】NEDO:(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構プレスリリース2012年10月11日より

抗菌・抗カビ・抗ウィルス機能

出典:サガンコート製品カタログ2013年7月より

     発行元:株式会社鯤コーポレーション)

 

 光触媒を塗布したシャーレーに菌液を滴下しフィルムで密着し、24時間紫外線を照射した結果、菌は目視できず効果が確認されました(大腸菌、カビ菌(黒カビ)で実施)。

また、高病原性鳥インフルエンザウィルスに対して、ウィルス力価低下試験を実施した結果では、可視光の下で5万分の1に低減することが確認されました。